[コメント] 胡同[フートン]の理髪師(2006/中国)
再開発を声高に反対するわけでもなく、胡同に残されたわずかな時間をいとおしむかのように淡々と綴る。もはや無の境地といった老人の姿が物悲しい
。
見ている時はチンさんがまさか本職の理髪師だとは知らなかったものだからヒゲを剃っているシーンは少しヒヤヒヤしたぞ。 マージャンをしている後ろのテレビで『ゴッド・ファーザー』の葬式のシーンが流れていたけど、思わず『ゴッド・ファーザー』や『仁義なき戦い』の床屋の暗殺シーンを思い出したほど。
ところで、取り壊しの決まった家の壁に白ペンキで"拆"と書くシーンがあったけど、見せしめの意味があるんでしょうかね。戦時中、ユダヤ人の家に白ペンキで"JEW"って書いていたのを連想してしまうのですが・・・。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。