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[コメント] おくりびと(2008/日)

偏見を覆すのは誠実さしかないと実感させられる一方で、この作品そのものがいらぬ偏見を助長しているような気がしないでもない。
TOMIMORI

少なくとも自分は葬儀関係の人にこの作品で言われているような偏見を抱いたことは皆無だったもので・・・。これから変に意識してしまいそうな気がする。

映画とはあまり関係ないが、 北海道の祖父の遺体を火葬した時のことだが、火葬されて出てきた遺骨を みんなで拾った後、係の人が最後に頭蓋骨を骨壷に入れるのだが、 祖父はかなり大柄だった為か、骨が骨壷に納まりきらず 係の人が頭蓋骨やら大腿骨やらをガンガン叩いて割る様子が堪らなかったのだろう。 その乱暴さに、伯母さんが文句を言ったのを思い出す。

しかし都内で親戚の遺骨を拾った時は、特に問題なく骨壷に無事納まったのだが、 今思えば頭蓋骨や大腿骨など骨壷に納まりにくい部分はあらかじめ割られていたのではないかと思う。 あれは係の人が遺骨を割る様子を遺族に見せないように気を遣ったのだろうか。

親は「北海道らしいよ」と苦笑いしていたが、ここでは「北海道の人はガサツだ」と言いたいわけではなく、日本人はここまで遺体を大事に扱うのだから、遺骨も同じようにして欲しいということだ。例えば東京の人も「骨を割ってもいいですか?」と、事前に聞いて欲しい気もする。「納棺の儀」もいいが、「納壷の儀」なんていうのもあってもいいかも。

でもまあ、死んじまった後で何したって、周囲の人間の自己満足に過ぎないんだよねえ・・・などと思ってしまう。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)りかちゅ[*]

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