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[コメント] ヒットマン(2007/米=仏)

ヒットマンは孤高のスナイパーでこそ魅力が高まる。女が絡むとロクなことにならない好例。
TOMIMORI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ゲームではあまり触れなかった47の過去が映画でもやはり明かされないのは物足りないが、(というかそんなもん原作者は元々考えてないのかも)ゲームファンを満足させる要素(スナイパーライフル、二丁拳銃)がだいたい盛り込まれており概ね満足。ただ、ゲームの醍醐味であったファイバー・ワイヤーの使い方がいまいち。 あの道具は基本的に音を立ててはマズい場面で使うことに意味があるのであのシーンはNG。本来はレストランのトイレとかで使うべきだ。

冒頭、警察が包囲したホテルから逃げるシーンは「ヒットマン・コントラクト」の最終ステージ「狩る者、狩られる者」からの翻案だが、個人的にあのステージはゲーム中一番好きなステージだったのでゾクゾクした。ちなみにあのシーン(ゲームのあのステージとも言えるか)は元ネタが「レオン」でして、ゲームでは「レオン」のように警察の服に着替えてホテルから逃げることもできるのだが、それでは「レオン」のパクリになってしまうと思ったのか、映画では違う方法を取っている。

そういえばニカの存在は「レオン」のマチルダに通じる部分があって、髪型とかも意識的に作っているように思えるのだが、ゲームの方はお姉ちゃんなんて出てこないわけで、47というキャラクターは「孤高の殺し屋」というのを売り物にしていただけに少し余計な存在に思える。別に「ゲームと同じにしろ」とまでは言わないが、あのお姉ちゃんが何か役に立ったわけでもないし、47と必死に逃げていたけど「300ドルのあんたなんか誰も追わねーっての」と言いたくなるぐらい中途半端な存在なんですな。だいたいベリコフだってあの女に執着しているとはとても思えなかったし。 でもまあTバックとおっぱい見せてくれるからいいんだけどね。

(評価:★3)

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