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[コメント] スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー(2005/独=米)

賞賛するばかりでなく、批判する人の証言をもう少し聞いてみたかったが、概ねこの建築家の人間像に迫っていたのだろう。あの奇抜な建築の原点が家具や陶芸にあるのが興味深い。
TOMIMORI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







シドニー・ポラックの言葉だが「才能とは液化して消えていかない難病だ。液化して脳の別の部分に消えていかないから才能という病気にかかったままの人がいる。治そうにも治せない不治の病だ。」や、ゲイリーの「模型が想像をリードする」という言葉が印象深かった。

「教育からは芸術は生まれない。伝統なんかとは関係なく感性を追求するんだ。思いついたらやってみろ。」などカッコよくて惚れ惚れする。

グッゲンハイム美術館のコンペはフランクと磯崎新とコープ・ヒンメルブラウの3人というのも興味深い。

以上、ただの覚書です。

ところで、「いい施主ならいい建物ができる」みたいなこと言ってたけど、彼の言う"いい施主"とは建築家にあれこれ文句を言わず、幾らでもお金を出してくれる人のことだろうか。それならいくらでも自分の好きな建物を作れるだろうよとツッコみたくなったが、それこそ建築家にとっての理想なんだろうな。

(評価:★4)

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