岡田が身投げをするのを(実行しないが)東京タワーの灯りを消すことで暗示する演出はうまいなあ。（死んで終わってもよかった気もするが） エッフェル塔にバージョンアップするのもナルホドと感心。

全く関係ないけどこれ見て『課長・島耕作』の中でも東京タワーをオシャレに使っていたのを思い出したな。 島課長が女の誕生日に東京タワーの見えるホテルの部屋で会うんだが、用意したケーキのローソクが一本足りない。 そこで島は何をしたかというと、女をベランダに呼び寄せて「残りのローソクはあれだよ」と東京タワーを指さして 「フッ」と息を吹きかけるとタワーの灯りが消えるという演出。 東京タワーが夜の12時ちょうどに灯りが消えるのを島は知っていたのだな。

おいらはそれを読んで本当に12時きっかりに灯りが消えるのか、男友達と原付二ケツしてタワーを見に行ったぞ。 本当に消えるのを見て二人で「オー！」とか歓声あげたりしてなんとも素朴な学生であった。 それにひきかえこの映画に出てくる若者は学生の分際で高級マンションやらパーティーやらで怪しからん。