冒頭、新幹線は乗客みんなで踊りだすと思ったら、西田敏行と岸辺一徳２人だけというのがよかった。これは面白い映画ではないか？と思ったが間違ってなかった。これから見る態度もリラックスできて良かったと思う。

（でも、ほんとの冒頭のビデオクリップは、私的には手ぶれが激しくて不評。あれは大きなスクリーンで観るべきものでないと思う。）

小ネタが満載のため、「あれは何だっけなー？」と元ネタを考えていたらすぐ次のネタになり、もう考えるのが面倒になってしまった（いい意味で）。

事件の設定が、蒲郡というのも笑える。愛知県出身の私としては、蒲郡は競艇で有名なだけにボートネタが必ずあるはずと思っていたが、予想に反しなかった。名鉄タクシー、ラグーナ蒲郡など地元ネタ満載ながら、ギャンブルの描写をしなかった点には、井筒監督の地元と青少年への配慮が伺える（ほんとか？）。

あと蒲郡の遊園施設は、私が子供の頃は、流水プール位しかなかった記憶があるのだが変わったものだなーと感心した。地元的には、同じようなショーを多く開催している三重の老舗「長島スパーランド」でなく、ラグーナ蒲郡というのも笑えた。

ところで、あの１億円の使い道はどうなったんねん。ジェームス･ブラウンを呼ぶんちゃいまっか？　Ｊ・Ｂが登場する「ゲロッパ！２」への伏線でっか（勝手な想像）？