３０年ほど前、一部屋単位の箱（立方体＝キューブ、厳密には直方体）を工場で生産し、トラックに積んで現場で組み立てるという画期的な家が一部では流行？？した。現場での製作工程を写真で見たときは、あまりのシンプルさにびっくりしたものです。

各言う私の少年時代育った家がこのタイプでした。冒険好きな私は、その部屋の隙間をくまなく探検し、自分だけの基地（スペース）を造ったのを覚えています（そういえば罠も仕掛けた気がする･･･）。最近このタイプの家見かけないなー

はっきり言って、家が動かないことと、殺人トラップがないことを除けば、いくらこっちの部屋数が　26×26×26+1=17577あったからって、発想は同じです。コストはどちらも格安のはずです。　できれば日本の監督に気がついてほしかった･･･。でも、これを映画にするのは、まさにコロンブスの卵ならぬビンチェンゾの卵ですね。トラップは忍者屋敷を思わせることも考えあわせれば、ナタリ監督はかなりの日本通と見た。

映画としては、ラストで窓から落ちた先が地上ではなく奈落の底だったと明かされるのが最も驚きました。