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[コメント] プロメテウス(2012/米)

全然謎なんかじゃありません。
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







残念なことにエリザベスの吹き替え(剛力彩芽)が気分を害する、映画を害するくらい酷かった。”今話題の女性タレント”というのが吹き替えをするとどうして皆ああいう同じ喋り方、声になるんだろ。

ギリシャ神話のプロメテウスは、ゼウスに命じられて人間を造りました。人間に火を与えてゼウスの怒りを買い、岩に鎖でつながれ永遠にハゲタカに腹を引き裂かれ肝臓をついばまれ続けるという刑を与えられる話もあります。映画の中では「人間に神と同じ権利を与えて追放された神」と説明されてました。映画の冒頭のシーンは、あの崖に立った宇宙人が、プロメテウスでもあり、私たち人類の創造主であったというわけです。でもプロメテウスのように他の神(宇宙人)は人類を創造するのを望んでいなかった、だから人類を滅ぼすつもりだった、というのが私の息子(ちょっと神話通)の説。そういうことか。

でも、宇宙人が創造主であるというアイディアは特に斬新さは無くて、人類誕生の秘密なんて自分の方がずっと奇抜なことを考えるけどなぁ。

そもそもの古代遺跡に描かれていた星の絵が結局何だったのかも分からない。宇宙人が描いたのか、宇宙人が古代人と交流してたのか、ストーリー的にちょっとおかしい。人間を宇宙へ向かわせる口実にあいまいに取ってつけた様な。

こういうのは謎とは違う。

映画を観て謎に惹き付けられると言うより、これを作ったリドリー・スコットの方が謎。今回は。

(評価:★3)

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