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[コメント] ユージュアル・サスペクツ(1995/米)

羅生門』で検索すると出てくる映画がコレ。試しに観賞したが前評判の割にはイマイチ。見所は準主役のガブリエル・バーンと日本語吹替版の津嘉山正種はチョー渋いってトコくらい。リーダー格のスティーブン・ボールドウィンは三流のチンピラみたいではっきり言って邪魔だし。まあ大どんでん返しとしては確かに面白いがどうもプロットがねえ・・・。あとはネタバレにて・・・。
HILO

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







最初に答えを言うとカイザー・ソゼがケビン・スペイシーというのはなんとなく分かる。 まず詐欺師という設定が大きなヒントだしミステリー通には答えを教えてるのと同じ。 結局はケビン・スペイシーの自作自演で謎の人物カイザー・ソゼも実在したって設定だが、 それ以前に犯罪グループが頼りなさすぎる。 リーダー格のスティーブン・ボールドウィンは阿保だし、 実質的な司令塔ガブリエル・バーンもどこか浪花節だし(だからこそ友情を選択して彼女を失う)、 他の連中も似たり寄ったりだし、 とにかく設定の割には凄腕の犯罪組織という感じがなく、 意気投合した強盗グループが成功に酔って騒いでるようにしか見えない。 勿論、ケビン・スペイシーの偽証によるイメージとしても、 それがカイザー・ソゼのイメージの為の偽証だとしても、 そんな三流のチンピラ相手に粋がる程度ではカイザー・ソゼ自身たかが知れてるようにしか見えない。 まあ大どんでん返しとしては確かに面白いがどうもプロットがねえ・・・。

(評価:★1)

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