[コメント] ぼくの大切なともだち(2006/仏)
『パトリス・ルコントの大喝采』から10年、そろそろ肩の力が抜けた作品を作りたいっていう気持ちだったのかも知れないですね。
『タンデム』や『列車に乗った男』などルコントが意外によく扱うテーマ、"男の友情"が今作でも扱われているんですけれども、他の作品と比べると、私は非常にライトな印象を受けました。良く言えば軽く楽しめるんだけど、悪く言えば映画的感動が薄い。クイズ番組の「ミリオネア」をそのまんま使っちゃうあたり大胆だなーと思ったけど、人間のヤラシー部分をクローズアップしてきた他のルコント作品と比べるとやっぱ物足りない。
次回作はルコントの真骨頂、ドロドロの粘着系恋愛作品を観たいな。そしてほんのりと、ジャン・ロシュフォールの復活も夢見てしまう。
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09.02.10記(09.02.06DVD鑑賞)
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