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[コメント] 愛しのローズマリー(2001/独=米)

グウィネス・パルトロウ』はスゲー女優だ。
chokobo

グウィネス・パルトロウ』は幼い頃から映画社会の中で生きてきた地味な女優だったはずだ。アカデミー賞を受賞しながらも、かような映画に出演するとはスゲー女優である。見事な演技であった。この人の魅力は自然さである。恋におちたシェイクスピアはむしろ彼女の魅力とは異なる側面であろう。それは『メリル・ストリープ』的である。そして彼女の出演する映画が限りなく厳選されたものであること。セブンにしてもリプリーにしても、上映当初は決して派手ではないが、その内実がジワジワ押し寄せてくるような映画。とても知的な側面を伺わせる。それは『ジョディ・フォスター』的とも言える。これらの出演作が彼女の魅力を増大させ、今の彼女を構築したことに偽りはない。しかしながら、このような映画に真剣に取り組み、「心の美しさ」という見え透いた非現実を表現できるとは・・・。素晴らしいの一言である。

(評価:★3)

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