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[コメント] THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997/日)

熱狂した人々の気持ちがやっとわかりました。
chokobo

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ヱヴァンゲリヲン』というと、「どうせ『ガンダム』でしょ」とか、私どもの世代になると「ジャイアント・ロボ」でしょとか「鉄人28号」でしょ、的な先入観でしか考えていなかったので、この映画がテレビシリーズで放映されてから遥か遥か年月を超えて今更びっくりしています。

ヱヴァンゲリヲン』を操縦する人が子供である、という認識を離れて、わたくしはやはりこのドラマの中心は「碇シンジ」くんではなくて「綾波レイ」さんなんですね。

彼女がひたすらに「碇シンジ」くんのお父さんである「碇指令」に従い、使徒との戦いで浸食されそうになりながらもだえ、傷ついても傷ついてもひたすら命令に従う彼女の心理は、いかにも日本を象徴しているような気がするんですよね。

テレビで表現できなかった成果物を映画で示そうとする姿勢も素晴らしいと思います。

テレビ版の予告編でコンテしか描かれてなくて、結局最終話でどうしようもないエンディングを迎えた雪辱をこの映画で果たそうとする果てしないドラマを垣間見ました。

2010/09/04 自宅

(評価:★4)

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