コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ゆきゆきて、神軍(1987/日)

アナーキスト奥崎のムキ出しの生きざまと、皇軍兵士が受けたそれぞれの傷の重さに打ちのめされる。
ざいあす

とにかく、映画的手法云々というような批評を一切拒絶する映画。 唯一無二のホントにショッキングだった映画。

3年くらい前に、妻とビデオで見たのだが、とても夕食後に夫婦でくつろいで見る映画では無かった。 奥崎謙三氏は、「妥協」という言葉を知らないかのようにひたすら突き進む。世の中の矛盾をエネルギーに変えてる鬼っ子なのだろうか? 戦争当時の、衝撃的な真実が暴かれていくさまは、まさに鳥肌もの。 常にカメラが回ってるのだから当然意識してるわけで、これが本当のドキュメンタリーなのかという議論もあるが、そんなことどうでもいいです。

ただ、彼の奥さんが、何も言わずに後ろからついていくだけの人だったのにはガッカリした。まあ、彼のパワーを受け止めるだけでも大変なんだろうけど。昔の人だからしょうがないのか?

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。