・アキ・カウリスマキ「結婚は１０分で決める」：★★★☆☆

カウリスマキらしいとぼけた味わいのほのかなラブストーリー。 妙に力の入った視線が、構図をカチッと決めてる。

・ヴィクトル・エリセ「ライフライン」：★★★★☆

妙に粗い映像に最初はなんじゃこれはと思ったのだけど、 たった１０分でこれだけ愛にあふれたフィルムを撮られちゃあねえ。

・ヴェルナー・ヘルツォーク「失われた１万年」：★★★☆☆

急速な文明の流入に取り残される人々、と、こういう題材でやれば こういう話になるだろうなあというぐらいのものだけど、 部族の人の悲しげな表情にはなんともかんとも・・・。

・ジム・ジャームッシュ「女優のブレイクタイム」：★☆☆☆☆

あ〜、あたふたしてて大変ねぇというだけなのだけど、 これでいったい何をどうしようというんだ？

・ヴィム・ヴェンダース「トローナからの１２マイル」：★★★★☆

乾ききった砂漠から、強烈なトリップへ。 このスピード感がたまらない。ラストもほのぼの。

・スパイク・リー「ゴアＶＳブッシュ」：★★★☆☆

はぁ、あれの舞台裏はこうだったのねぇという興味はわくけど、 なんか、なんでわざわざこういうのを？　んー。

・チェン・カイコー「夢幻百花」：★★★☆☆

北京の街の超近代的なビルと、どんどん取り壊されつつあるスラムの強烈なコントラスト。 基本的にそれだけなのをＣＧでごまかすのも・・・。出演はみんないい人そうでイイ。