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[コメント] 稲村ジェーン(1990/日)

作品的評価が難しいのですが僕もこの作品の中にある世界観〈夏の匂い、懐かしさ、湘南の雰囲気)が好きなので。青春ムービーとしてかなり健闘してると思います。
TOBBY

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ただ要するにラストは不味いですよね・・。謎の踊りは・・。でもあそこ以外は桑田監督は非常に丁寧に湘南や夏の雰囲気、青春群像をノスタルジックな香りを散りばめつつ感性で描いていて好感。だからラストが非常に残念。構成をきちっと練って脚本を掘り下げて映像を撮ってゆくのではなく感覚的に撮っているのが映像を通し伝わってきた。つくづく良い意味でミュージシャンだなぁ〜と思った。小さな小物とかも凝っていた記憶があります。加勢大周が骨董のガラスを弄るのとか、伊東四郎と金ぴかの御殿とか、砂浜にいる絵沢萌子とか妙にシーンが切れ切れに印象に残る。草刈正雄と加勢らの世代の対比もなんか感傷的で印象に残ったし。物語自体は忘れてるのに・・。でもこれもひとつの映画としての表現。

(評価:★3)

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