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[コメント] わんわん物語(1955/米)

犬の造形が素晴らしい。犬たちに愛情を抱かないと描けないフォルム。犬たちをキャラクターに用いながらも実は内容は大人っぽい恋愛映画。「ララルー」と「ベラノッテ」はスタンダードナンバーになった。JAZZシンガーのペギー・リーが声の出演と作曲で健闘。
TOBBY

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







可愛いのはヒロインのレディの小さい頃。でも、すぐに大人になってしまうのが残念。 他のディズニー作品と比べると行動半径が、なんせ犬たちなので住んでる町の中と言うことで ちょっとスケールは小さいものの、その分、犬たちの動きや表情が丁寧。 レディとトランプがスパゲッティを食べるシーンはディズニー作品中でも印象に残る 名シーンの一つ(ポストカードなんかでも多く使われる名場面)。 脇役までキャラクターたちは愉快で、印象的なナンバーで登場する(この曲がリーの作曲)シャム猫たちや、老テリアのユーモラスさは最高。 いつもボケッとしてるトラスティのラストの活躍には、大人でも涙が滲むはず。 (最終的にハッピーエンドなのもディズニーならではで、解っちゃいるが胸いっぱい)。 全体的に粋ではあるがコンパクトにまとまった印象も否めない。強烈な悪役不在なのも要因の一つか?。 けれどアニメーターたちの才と愛情は溢れんばかりで、一度は目にしておきたい作品のひとつ。 吹き替え版にてベテラン声優の藤田淑子が見事にレディを演じており違和感無く楽しめる。

(評価:★4)

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