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[コメント] 悪魔が来りて笛を吹く(1979/日)

斉藤とも子だけで4点あげたいのだがちゃんと見たら無理だってのがわかりました
torinoshield

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







さて、この映画だが絵に描いたような斉藤とも子が見られるわけでその役も伯爵家の一人娘。相変わらず似合う。生き方が不器用でそれが更なる不幸を招く・・・という役なら断然この人だ。学校モノの作品なら大抵学級委員でとかで必死に受験勉強してるんだけど慣れない恋愛してそのまま妊娠しちゃって、という設定がデフォの人だった。そんなわけでこういう映画で彼女がしょっぱなから出てきたらもう絶対途中で非情な運命に泣き崩れるんだろうな、なんて思ってたわけだがやっぱり泣き崩れるんだな(笑)

ところがだ

この映画は何と言うか徹底的にぬるい。夏場に風呂のお湯を沸かしてから7時間後に入った位のぬるさである。それと言うのも映像的にインパクトのあるショットがほとんどない。

まず殺人が行われたとしてもその後に再び家の誰かが殺されるかも!と言った緊張感が無い。舞台が遠方に移ってしまうのもそれに拍車をかける。西田敏行ではどうやっても切れ者のイメージがわかない。というか金田一耕助=優しいけど切れ者という見る側の先入観から彼は損な役をやってしまった。そして家人の誰かが犯人だとしてもそれが一体誰なのか?という興味がわかない(俺が斉藤とも子ばっか見ているせいか?)。全般にこういった主眼をどこに置けばいいのかさっぱりなのはなんとなくだらだら作ってしまった結果なのでは?

(評価:★2)

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