[コメント] 69 sixty nine(2004/日)
映画作家とクドカンは合わないんじゃないか、と観る前は危惧していたが、なかなかどうして、かえって相乗効果が生まれてパワーアップしたようだ。[ヤマハホール (試写会)/SRD]
特に監督の持ち味であるいちびりの精神が更に生き生きとしている。変化球も結構試しているようだけど、これくらいは目をつぶろう。
ただ、李相日監督はこの路線でいくと、「佳作」レベルにはうまくまとめるけれども「傑作」は出ない監督になるんじゃないか、というような不安がちょっとよぎったのも正直な感想。
ちなみに、李相日監督は1974年、宮藤官九郎は1970年生まれなので、「69」という時代が正確に描けているかどうかは問題にしないほうがいいだろう。その意味では、69年を知らない、監督・脚本家と同年代(1970年代以降の生まれ)の観客のほうが楽しめるかも知れない。
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