DVDを買って初めて観た。見終わった後、映画館で観られなかったことを後悔した。いや、この映画がテレビ画面向けではないと言いたいのではなく、テレビ画面で見てここまで面白かったのだから、映画館で観たのであれば悶絶したのではないか、と。

何より冷静なのは高倉健さんただ一人で、あとはみんなテンション高くなっていくのが素敵。みんな演技が大爆発！　みんな熱い熱い！

火事で図面が燃えてしまう呆気なさや、胎児が死産とか、線切ったら解除とか、ところどころバッサリとあっさり事を済ましてしまうところも今見ると新鮮。2個目の爆弾ネタで中途半端に気持ち悪く話を引っ張るのも、全部見終えたあとだったら許せる。

なお、DVDは予告編しか収録されていないが、その予告編がまた素敵なので、DVDを借りたり買ったりした人は本編を見た後必ず見ておくように。畳みかけるようなキャッチコピーが素敵。「走る棺桶」とか「死へ一直線」とか本編にないシーンが満載だったりして素敵。もうたまらない。