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[コメント] ローレライ(2005/日)

U-571』や『ユリョン』よりはマシ。潜水艦映画として見なければ、まあいいんじゃないですか。
BRAVO30000W!

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 小説は『2001年宇宙の旅』の如く、映画製作とほぼ同時並行で進んだようだったが(小説の方が先に出たけど)、その時点で小説版と比較するのではなく、小説版は映画の情報補完として存在することになるわけで、ここで小説に比べてどうこう言うつもりはない。

 潜水艦がメインに据え置かれてしまうと、どうしても個人的には潜水艦自体に活躍してもらいたいと思う。更にはその乗組員の生き様というかカタルシスみたいなものを求めてしまう。そういう私のような人間にとってはヌルい作品だった。迫力もなければ清々しさも悲壮感も何もない。

 俳優は現在の日本の一線級を揃えたと思うけど、特撮を見せるのか人間を見せるのかバランス配分が上手くいっていないのか、どうも思い入れできるキャラクターが出てこなかった。少女が超能力みたいなのを使って云々という設定も我慢して見ていたが、やはり最後まで馴染めなかったな。

 邦画の戦争ものって久しぶりなのか。これ、アメリカとかに持って行った方が意外とウケるかも。

 力強く否定する程でもないけど、ちょっと期待していただけに肩透かしを食らってしまった。

(評価:★3)

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