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[コメント] ローマの休日(1953/米)

ストーリーはそれなりの出来なので正直役者の演技力で名作になった作品という感じがする。
わっこ

**ネタバレ注意**
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世の中を見たくて城を抜け出した王女と彼女を各地に案内する新聞記者のひと時の恋を描いた話。世界的に知られる名作だが正直ストーリーで名作になった映画とは思えない。結局新聞記者と王女のひと時の恋も見え見えなオチで終わるしストーリー自体は非常に淡白でストーリーだけ聞いているとなんだか拍子抜けしてしまう。しかしストーリー面のすんなり感を役者がカバーしている。グレゴリー・ペックは非情にに上品ですごく存在感があるしオードリー・ヘプバーンは非情に可愛い。なので淡々と描きすぎているストーリーをこの2人が非情に違う印象に変えたという感じがする。なのでもしこの作品を他の俳優が演じたら各地を案内するシーンの時もそれほど強い印象は残らなかったと思う。不満な点としては後半は少々無理やりに展開を持って行き過ぎた感じがする。王女が行方不明になったなら捜索が前半の内にあってもいいのに後半のダンスの時にいきなり来るのはいくらなんでも都合がよすぎる。総評はストーリーにはあまり期待できないがオードリーを見る映画としてなら非情に見る価値のある映画。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)りかちゅ[*] 氷野晴郎[*]

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