『ＲＥＤ レッド』の続編。

今回はフランクとマーヴィンが昔､護衛として関わっていた核爆弾の部品を分解して現地に密輸し､核爆弾として組み立てる“ナイトシェード計画”の汚名を晴らすべく､フランクの恋人のサラと共に真相を探るために世界へ飛ぶ展開｡

前作は引退していたエージェントたちがＣＩＡの策略へ報復という形で行動に乗り出す構成が面白かったのだが､今回は核爆弾による世界崩壊を阻止するという､割と典型的なアクション路線に留まってしまい､ＲＥＤの面々のカッコいいアクションぶりは健在ながら､どことなくキャラの持ち味的には物足りない作品になってしまった印象｡

ただ､そんな中でＲＥＤの面々の中では､ごく普通の女性であるために､フランクの役に立とうと精一杯奮闘するサラのエピソードは丁寧に描かれており､等身大に頑張る姿に何か応援したくなってしまう｡

今回は主要キャラが前作よりも減ったにも関わらず､新キャラに対してあまり時間を割いている感じが無く､せっかく前作がキャラの持ち味を生かした作品だったのに､フランクの元恋人のカーチャや顔見知りのハン･チョバイとの位置関係が思ったよりも映画に生かされてなかったのが残念なところ｡