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[コメント] 女ガンマン 皆殺しのメロディ(1971/英)

ベイリー役のクリストファー・リーは持ち味を発揮していて、なかなか印象に残った。
わっこ

**ネタバレ注意**
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夫を殺された女性の復讐を描いたアクション西部劇。

お尋ね者の3人組の強盗に襲われ、夫を殺された上にレイプされた主人公が賞金稼ぎの男から訓練を受けて、復讐を果たすまでをそつなく描いており楽しめる。

同じ西部劇の『ウエスタン』でも嫁ぎ先の家族を殺された女性が第三者のガンマンを頼って復讐を画策する展開があったが、やはり被害者である当人が復讐のために動く方が作品としては面白い。

主人公ハニーの少し素人臭い不恰好なガンファイトもスマートさやかっこよさの点では欠けてはいるが、それまで銃を扱ったことのない女性が戦っているという現実感と臨場感はよく伝わる。

役者としてはハニーのために拳銃を製作するベイリー役のクリストファー・リーは持ち味を発揮していて、なかなか印象に残った。プライス役のロバート・カルプもベイリーの家を襲撃しに来た悪漢にを倒すアクションはなかなかかっこいい。

ただ、ハニーの敵である強盗3人組が、人を冷酷に殺し強姦まで犯す奴なのに、強盗する時にはドジばかり発揮するコメディキャラというのは、ちょっとバランスが悪い気がする。

敵のキャラクター作りがやや甘いので☆3つだが、娯楽映画として見ると『ウエスタン』よりも楽しめる。

(評価:★3)

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