[コメント] やわらかい手(2007/ベルギー=ルクセンブルク=英=独=仏)
マギーのどこかおっとりした性格が一種の清涼剤となって、映画の雰囲気を和ませていて、いい味を出している。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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難病に侵された孫の医療費を稼ぐために風俗店で働く老女の映画。
孫のために必死になって医療費を稼いでいるのに、働いているのが風俗店であるが故に、家族にも友人にも本当のことが言えず、そっけない態度を見せなければならないマギーの姿に心打たれる。
風俗店の描写がちょっと美化しすぎな気もするが、平凡な生活を送っていたマギーが初めて働きに出ることで、生きがいを見つけ、今まで我慢してきたあらゆる束縛から解放され、自身の道を歩み始めてゆく姿が丁寧に描かれており、最後に風俗店の店主のミキと結ばれる展開は感動してしまう。
また、風俗を扱った作品ながらも、マギーのどこかおっとりした性格が一種の清涼剤となって、映画の雰囲気を和ませていて、いい味を出している。
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