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[コメント] 恋とスフレと娘とわたし(2007/米)

母親ダフネとジョニーの行動ぶりがどうにも腹が立ちます。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







男っ気のない末娘の恋人作りに奔走する母親のコメディ映画。

お節介焼きの母親を演じるダイアン・キートンの演技ははまり役。コメディシーンはまずまず面白い。

ただ、ミリーの恋愛エピソードに関しては、ダフネがネットで公募した男性ジェイソンとダフネの計画を知り、密かにミリーと接するジョニーと2つのパターンが描かれるのだが、結局、ミリーにとってはどちらにしても、策略にまんまと嵌められているわけで、あまり素直に楽しめない。

また、途中、ミリーがジェイソンといるところを見たジョニーが、ミリーを罵倒するのだが、自分はこっそりミリーの素性を探ったり、母親の計画をミリーには黙ってるくせに、自分のことは棚に上げて、怒っているのも腹立たしいが、ミリーが他の男と会っていることなんて、ダフネの計画を知っているジョニーなら知ってて当然のはずなのに、知って驚いているのも不可解。

さらに納得がいかないのは、そのことでミリーがジョニーに謝るシーンがあるのだが、どう考えたって、ミリーは被害者なわけで、彼女が謝る理由が見当たらない。

母親ダフネにしても、ミリーがジョニーと付き合っているのを知っていながら、ジョニーの父親とセックスしてしまうのも最悪だが、恋人作りも娘のことを思ってやったことなのか、彼女の行動を見ると、それすらも疑わしくなってしまう。

現に、最後はダフネはジョニーの父親と結婚して、ハッピーエンドを装っているが、二人が結ばれてしまったら、ミリーとジョニーは結局、結婚できないわけで、子供のこと本当に思っているのなら、こんなことはしないと思う。

(評価:★2)

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