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[コメント] カンフーハッスル(2004/中国=香港)

少林サッカー』で観られたデフォルメ色の強いカンフー・アクションの集大成的な作品でワイヤー・アクション、CG合成、スローモーションの使い方などは前作よりも向上し、戦闘シーンはなかなか楽しめた。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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カンフー・アクション・コメディー映画。

チャウ・シンチー監督の前作『少林サッカー』で観られたデフォルメ色の強いカンフー・アクションの集大成的な作品で、ワイヤーフレーム・アクション、CG合成、スローモーションの使い方など技術的に前作よりも向上し、戦闘シーンは『マトリックス』シリーズ並の迫力となった。特に琴奏者と家主夫婦の対決は笑えるし、面白い。

ストーリーは家主夫婦とシンのどちらがメインなのか、どっちつかずの展開で、方向性がつかめないまま、ラストまで行ってしまう。特に終盤、シンが火雲邪神にやられたのをきっかけに能力が覚醒し、如来神拳の使い手となるという展開は一応伏線は張ってあったが、唐突な感じがした。それと、家主夫婦と火雲邪神との対決は一応、家主夫婦の勝利で決着が付いているのに、強くなったシンと火雲邪神を再度、戦わせ、それをクライマックスに持ってくる展開はやや盛り上がりに欠けた。せめて火雲邪神もシンと戦う前にパワーアップするような演出を作るべきであろう。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)Myurakz[*]

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