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[コメント] ブッシュ・ド・ノエル(1999/仏)

クリスマス間近で賑わうパリの街のクリスマスムード一色の雰囲気はうまく伝わってくる。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







クリスマスを前にしたある一家の騒動を描いた映画。内容的には『200本のたばこ』に近い。

ひとつの家族の幾つもの小話が錯綜するストーリー展開で、多少ごちゃごちゃしてわかりにくい部分もあるが、それぞれ父親や母親と対立している3姉妹の、その理由や意見のくい違いなど、この家族の確執が終盤までにはある程度に理解できるようになっていて興味深い。また、クリスマスまで困難を向き合いながらもなんとか生活していた家族が終盤、復縁するところも温かみがあり、ちょっと感動。

しかし、序盤からいきなりメインキャラがごちゃごちゃと登場し、中盤までこの一家の家族構成や人間関係の把握にかなり手間取るのが難点。また、終盤になって、父親が部屋を貸していた男性が実は家族の一員であったということがわかるなど、御都合主義な面もやや強い。

ただ、クリスマス間近で賑わうパリの街のクリスマスムード一色の雰囲気はうまく伝わってきて良い。

(評価:★3)

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