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[コメント] ガウディアフタヌーン(2001/スペイン=米)

フランキー演じるマーシャ・ゲイ・ハーゲンやベン役リリ・テイラーはインパクトがあった。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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女性翻訳家がある女性から依頼された仕事に巻き込まれるコメディ探偵映画。

雰囲気的にはテレビの2時間もののドラマを見ているような印象。メインキャスト5人を演じる俳優がどれも個性的な演技で映画を引っ張っていた。特にフランキー役マーシャ・ゲイ・ハーゲンは半ケツで立ちションシーンをやったりハゲヅラつけたりと体当たりでホモセクシャルの「男性」を違和感なく演じている。ベン役リリ・テイラーもレズビアンの「女性」を演じていて、見てても男っぽく見えるし、違和感がない。この二人の絡みが役者の演技もはまっていて非常に笑える。カサンドラ役ジュディ・デイビスは中盤は二人に押されてしまったが後半は存在感のあるところを見せていた。この三人の演技がジュリエット・ルイスの演技も霞むほどのインパクトのある演技だった。

ストーリー自体はフランキーの依頼の目的がわかってからは、フランキーとベンの親権問題がメインになっているが、それまでの展開は推理要素に溢れていてなかなか楽しめる。後半は少し安易な展開に走っていて前半のインパクトが霞んでしまったが、悪くはない。

多少のドタバタした展開が気になるが、役者の演技だけでも見る価値はある。

(評価:★3)

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