[コメント] まぼろしの市街戦(1967/仏=伊)
コミカルなタッチの作品だが、ラストでは反戦的なメッセージもありなかなか印象的。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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第一次大戦下に撤退したドイツ軍が爆弾を仕掛けた町を舞台に敵対するイギリス軍に偵察と爆弾撤去に行かされた青年と取り残された精神病院の患者たちが繰り広げる夢のような幻想的な生活を描いた映画。
街に取り残された精神病院の患者たちに翻弄されるように一緒にお伽話のような生活を送る主人公が途中で幾度も我に返り、彼らを守るために設置された爆弾を探そうとするが、その度にまた患者たちに取り入られ再び一緒の生活に戻されるところがなかなか面白い。最終的に彼らの奔放な行動が街を占領しようとしたイギリス軍やドイツ軍をも巻き込みあっけなく双方が敗戦するという皮肉めいたオチでかなり反戦的なメッセージが伝わる。
ラストで主人公が患者たちと共に精神病院で暮らすところは何か安心させられる展開で、ヒロイン役のジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドのかわいさも手伝ってなかなかよかった。
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