[コメント] 相続人(1998/米)
この映画に素直な面白さをもとめてはいけません。悪意を楽しむのが正しい鑑賞でしょう。にしても、原題はどういう意味だ?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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gingerbread man というと、人形のしょうがクッキーのことだそうだ。 それにgingerbreadには「けばけばしい、安ぴか装飾」、 といった意味があるそうだ。
とすると、これはこの主人公のことをいっているのか?(殺される爺さんのことではないだろうな?)
とにかく、主人公がかっこいい必要はどこにもないのである。どうしようもないミスをして、まんまとはめられて、たいへんな目にあわされて。 それを楽しむのが、この映画の鑑賞なのだと思う。 電話でなんどもミスをするシーンなんて、笑えばいいのである。
最後は、犯人とは、馬鹿さ加減の優劣で、勝負をしていたに過ぎないのだ、ということがよく判った。
この作品のケネス・ブラナーのかっこわるい演技は、逆にかっこいいのではないか。そう思いませんか?
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