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[コメント] パーティ(1968/米)

テレビにてピーター・セラーズ=山田康雄の吹き替え版を視聴した際の、本編とは全く関係ない雑感→『ルパン三世カリオストロの城』との意外な関係?
カズ山さん

テレビにてP・セラーズを山田康雄が吹き替えたものを視聴。その際「はっ!このシーンはどこかで見たような…」という軽いデジャブに襲われたシーンがあった。それはこんなシーンだ。

悲嘆に暮れる女の子(クロディーヌ・ロンジュ)の部屋に一輪の花を持ったセラーズが「こんばんは」(もちろん声は山田康雄)と言って入ってきて、その女の子を慰める。

このシーンを見た瞬間、脳裏に浮かんだのが、同じ山田康雄が声を当てた『ルパン三世カリオストロの城』で、幽閉されたクラリスのもとをルパンが訪れるシーンだった。『カリ城』のこのシーンでもルパン(山田康雄)の「こんばんは」という台詞があるが、驚くべき事に山田康雄の声の抑揚・台詞回しが『パーティ』の「こんばんは」とまったく同じなのだ! 同じ人間が吹き替えてるのだから似るのは当然かも知れないが、「女の子の部屋に花一輪持ってやってくる」というシチュエーションまで同じなのは偶然か? さらに『カリ城』では、ルパンがクラリスに向かって「この泥棒めに盗まれてやってください云々」と芝居じみた口調の台詞が入るが、『パーティ』でもこの直後のシーンに山田康雄の同じような芝居じみた台詞回しが出てくる! 映画全体で言うとこの『パーティ』と『カリ城』の共通点はあまり無いし、この『パーティ』の吹き替え版がいつ作られたのか一切不明だ(フィルムの退色がかなり進んでいたので新しくないことは確か)。だが、この一連のシークエンスから『カリ城』が相当の影響を受けたことが濃厚に感じられるのだ。『カリ城』製作前にこの吹き替え版を眼にした宮崎駿が『パーティ』のこのシークエンスと山田康雄の演技にインスパイアされて、あのルパンとクラリスのシーンを盛り込んだのではないか、と個人的にはにらんでいるのだが…。P・セラーズの声を演じる山田康雄と、その山田康雄が声を当てたルパンの意外な関係と言うべきか。いずれにしろ山田康雄の存在が「カリ城ルパン」のキャラクターモデリングに果たした役割が、非常に大きかったのだ、と再確認した次第。

(評価:★3)

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