[コメント] SWEET SIXTEEN(2002/英=独=スペイン)
前後不覚に感情移入してしまいました
彼にこんな過酷な人生を背負わせた大人どものバカヤロー。でも私もそんな大人どものひとりじゃんバカヤロー。リアムはいい子なのに、いい子なのに……。
と、珍しく前後不覚に感情移入した映画でした。物語と撮り方と俳優と、この絶妙のバランスのせいかもしれません。ケン・ローチは加減てものを心得ているところが良いです。リアルだけどフィクションだよ、ということを忘れていない気がするし、いくら過酷な人生を描いても観る人を救い難い気持ちにはさせないし。
で、ああもうハリウッドのごてごて映画やユルい映画なんて観てる場合じゃねぇ!なんて、なぜか焦りながら帰途につきました。いや、ハリウッドもユル映画も好きなんだけども。たぶん、スクリーン越しの人々に感情移入しすぎて、何もできない自分に焦っていたのかもしれません。ちょびっとでいいから、どうか幸せになっておくれ、リアム。
いいもの観たな。よかった。
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