[コメント] 竜馬の妻とその夫と愛人(2002/日)
この笑いは舞台がいいと思うのです。2003.1.13
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
一番笑ったのは江口が家にやってくるシーン。江口の竜馬を感じさせる態度を見て、江口の味方についてしまう貴一。あわてて別の部屋に貴一を呼び寄せる木梨。役者のテンポのよさとアドリブっぽい演技についつい笑ってしまう。しかしこの手の笑いは、舞台のほうが臨場感溢れていて面白い。
さらに、この話は特定の誰かに感情移入していくというより、客観的にみる話の流れを楽しんだり、役者の演技を楽しむようにできているように思う。そういう場合も舞台のほうが都合がいい。例えば、演劇なら誰かが台詞を言っているときでも、しゃべっていないお気に入りの役者だけを見ていることができる。しかし映画では有無を言わさずカメラの視線を強要され、観たい役者を見ることができない。映画化するなら映画ならではの見せ方をもっと工夫して欲しかった。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。