パンチラに関してはＹＯＵ子 and One thingさんがドンピシャのコメントを書いておられるのだが、ちょっと付け加えたいので。

宮崎駿のすごい所は、その圧倒的な才能ももちろんですが、どれだけ嘲笑されようが、主人公が少女キャラだったり、萌え要素である「パンチラ」とか「細い手足」にこだわり続ける事だと思います。

ええと、つまりですね、「自分の感性こそがクリエーターとしての一番のプライオリティである」、と絶対的に信じているという事ですよ。

宮崎センセにとっては世間の嘲笑なんて、自分のクリエーターとしての可能性を狭める事に比べれば問題ではない。ロリコン同人誌に、少女愛好家としてそっくりキャラを描かれる事なんて、屁とも思っていないハズです（と勝手に推測）。 つまり「わがパンチラに悔いなし」です。「素晴らしき哉パンチラ」ですよ。

それと比較して、この映画の製作陣は、どれだけハルに「萌え」てたのか？本当にバロンを、今日びの女子高生が一目ボレするほど、魅力的なキャラクターと思っていたの？そもそも宮崎駿の感性のみに頼っている会社が、自分の感性を信じられないクリエーターしか育てられない（もしくは育てる気がない）ままで、本気で「ポスト宮崎」を築けるの？というかそんな所が「日本最強の映画製作会社」というのはどうよ？

ストーリーのへぼさ等を問う以前の問題として、非常に疑問です。