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[コメント] 猫の恩返し(2002/日)

絵にも感情にも”きらめき”がない。これは”猫のウォンがえし”だ。
アルシュ

ジブリ作品は2つに大別出来る。

「説教たれ」か「ハラハラ・ドキドキ冒険」。

絵から伺うに「説教たれ」では無いから、軽い気持ちで見ればいいのだが、なにぶんこの冒険にはハラハラ・ドキドキ出来ない。出来損ないの不思議の国のアリス。

貧弱な絵、貧弱なストーリー、貧弱な動機付け、貧弱な感情表現、貧弱な異世界の描写、貧弱な主人公でキャラがまるで立っていない。

耳をすませば』が「説教たれ」か「ハラハラ・ドキドキ冒険」かと言ったら、分類は出来ないけど、かの作品に見られる、絵と感情の”きらめき”すらもない。

500円猫に払って500ウォン(日本円に換算すると65円程度)返されたって感じで、これぞ”猫のウォンがえし”。

(評価:★2)

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