××モノというのは「法廷モノ」という意味ね。

この作品、なにが素晴らしいといって、主人公エルのかっこよさに尽きるワケですけど、「女らしさ」をちゃんと磨きながら、なおかつ「ハーバード大に受かる」「彼を振り向かせる」「法廷で弁護に勝つ」などの困難に立ち向かい、それを次々とクリアしていく、そのパワフルさが有無を言わせず、ひたすらかっこいい。

バカそうに見えるビジュアルの落差が、そのかっこよさをより際だたせる。

「二兎を追っていたらそれ以上のものを捕まえた」という話も、普通のキャラクターなら都合がよすぎて白けかねないところだけど、この果てしなく陽気なキャラクターなら納得してしまう。

ところで『クルーエル・インテンションズ』では、ライバルだったセルマ・ブレアちゃんがギャグ担当だったのに、今回はあまり目立たない役でちと残念。