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[コメント] デス・マシーン(1995/英)

アホすぎる…腹抱えて笑った笑った。殺人兵器に溺れる近未来を皮肉りつつも、なぜか監督の趣味が爆発しまくる。英国産のSFアクションにこんな馬鹿映画があったとは…。デス・マシーンの鉄爪超高速回転はおそらく加藤鷹も真っ青デス。
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ビデオジャケットに「ビデオでしか観られない超SFアクション」の文字が(笑)

裏面には「『エイリアンリドリー・スコット/『ターミネータージェームズ・キャメロン/『ダークマンサム・ライミ……かつて彼らが歩んだ道を29才のスティーブン・ノリントンが歩き出した」と記載されている…。

とりあえず「エイリアン」には参加してるからヨシとしても、「ターミネーター」と「ダークマン」は強引すぎ(笑)。これはノリントンが彼らをリスペクトしているから当てはまるんだろうけどさ…。いやぁ、すげ〜道を歩き出しましたね彼は。

とりあえず近未来の舞台設定が最高に面白い。95年製作と低予算を考慮しても、記憶を極小カセットに記録するハードマンの設定なんかがかなりツボ。

デス・マシーンにしても、牙や爪といった機械にしては古風な構えがよろしい。マシンガンとか装備されていないしねぇ。ターゲットロックオン!みたいな主観画面は結構楽しいんだけど、こいつ処理速度が遅すぎるぞ(笑)動きは素早いんだけど…どうも完璧なデス・マシーンじゃないところがね。これは面白い点の一つ。

役者陣はダーリフをはじめアメリカ出身者多し。華は無いがB級独特のニオイが充満しているから逆に最後まで見ていられる。ダーリフ親父の怪演はチャッキーに勝る勢いで、そのキモさといったら一言では無理。とりあえずアキバ系の究極…みたいなね(笑)

ラスト、ダンテの虚しい行末は、これまでの怒涛の勢いが急激に冷める瞬間でもある。これは良い意味で。この余韻からくるギャップはB級映画ではなかなか味わえないと思う。人間の創作物が人間の首を絞めるとはまさにこのこと。もしかしたら、これを表現しているだけ、単なるB級映画じゃないのかも…。

エンドロール後の「チャ〜ラ〜ラ〜ララ チャララララ〜♪」もナイスなユーモアです。

(評価:★4)

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