[コメント] デルフィーヌの場合(1999/仏)
今まではフランス語のボジュボアーと言う響きが気になってしまい、あまりフランス映画は好きではなかったが、全く気にならないくらい映画にのめり込んだのはこれが初めてだ。そして、怒りとやるせなさと悔しさにワナワナと震えた映画もこれが初めてだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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あんなのは愛じゃない。間違ってる。しかし、それが全く分からないくらい相手にはまってしまう時期がある。
初めて主人公がクラブに行った場面、私にも手に取る様に分かる。タバコのケムリ、乾いたホコリの匂い、耳のそばでしか相手の声が聞こえないほどの爆音、密室での味わった事の無い熱気、いままで、同じ時間は親とテレビを見たり、寝てたりするのに自分がココに居るという興奮・・そしてクールで遊び人の男の子。恋に落ちないわけがなかった。デルフィーヌだってそうだったのだろう。
彼女が言われるがままにあんな事をしてしまったのも、海外に4人で行きたかったわけじゃない。彼に愛してると言って欲しかっただけなのだ。
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