[コメント] スパイキッズ(2001/米)
「スパイ」っていう言葉に抱く憧憬やちょっとの郷愁、そんなものをくすぐりくすぐりしながらハイテンポで進むストーリーに、グイグイ引き込まれる。みんな大なり小なり「子供心」って持ってるもので、真に「子供の喜ぶ映画」って大人も喜んじゃうんですね。
大人向けの小ネタが満載だったのも、楽しんだ理由の一つではあるんですけどね。何にせよ、観賞後には脳が半分溶けたようなにやけた顔で、テーマ曲を口ずさんでました。「♪デッデデッデッデ、デデデデ〜デ〜ッ」って。
でも実はその反面、ちょっと嫉妬じみた感情も抱いてます。僕にとってのスパイたちは、あんな魅力的な道具持ってなかった。「スパイ七つ道具セット」買っても、入ってるのは「水に溶けるメモ帳」や「潜望鏡」、「日光カメラ」だったし。
こんなに魅力的なスパイ像を抱ける子供たちをうらやましく思いつつも、映画の技術進歩がこうやって子供たちの想像力の枠すら押し広げることができるんだとしたら、それはそれで楽しいことだなぁ、なんて思いました。
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