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[コメント] ムーラン・ルージュ(2001/豪=米)

豪華絢爛!煌びやか!音楽のシャワーで気分はブロードウェイだ!・・・と言いたかった。
さいた

冒頭からハイテンションでミュージカルが始まり、前半30分で最高潮に達する。これでもか、これでもか、と言うくらい、素晴らしい映像の嵐だ。音楽も20世紀を代表するポップミュージックを見事なまでに編曲して統一された世界観を醸し出している。ここで音楽にノッた人達はブロードウェイに行った感覚になり、映画の世界にも引きずり込まれたはず。ユアン・マクレガーの歌声は甘くて素敵だし、ニコール・キッドマンも女優としてはそれなりに頑張って歌っている。そんなミュージカルを僕も思いっきり楽しもうと、AVアンプにBOSEのスピーカー、そしてプロジェクターを用意して鑑賞の席に着いた。

しかし・・・、残念ながら個人的にはノレなかった。置いてきぼりを食らってしまったのである。理由は、この映像と音楽が趣味に合わなかった事、そしてあまりの美男美女の御飯事的恋愛に相容れない物が合ったから。いや、肌が合わないと言った方が正しいかもしれない。だったらストーリーを楽しもうと頭を切り替えたのだけど、小学生の舞台劇程度の物語では到底楽しめる水準には達しない。そんな僕にどうしろと言うのだ!と、悶々としている間に物語りは終焉を迎えた。

個人的には相性の悪い作品だけど、総合的には良く出来ている作品だと思う。だから決してこの作品を否定はしないし、心から純粋に楽しんだ人の気持ちもわかる。そして楽しんでいる人が羨ましいとさえ思う。自分の趣味に近い音楽と映像だったら僕も楽しんだに違いないから。

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