一番の見せ場は冒頭から数分のデニーロの稼業を表現してる部分のみだったりする。ストーリーが動くに連れて面白く無さが全開に。マーロン・ブランドは存在感たっぷりで流石の怪演なのですが脚本がしょぼいんでしょうがない。その道で喰ってきたデニーロが、どーみても怪しいノートンを軽く信頼してしまうところで一気に白ける。展開上の強引さで設定無視しすぎ。まぁ一番腹立たしいのはノートンの不必要なハンディキャップ背負った人の真似演技。変化ぶりをアピールするために安易にハンディキャップの演技を脚本に持ち込む脚本家の無神経さに腹が立つ。また役者は演技が出来て当然。たまに出演者が演技を楽しんでる作品（『クィルズ』とか）に出くわすこともあるけど、この作品のノートンは演技の出来る僕を観て！光線を放っていて青過ぎて作品の質をさらに悪い方向に引っ張っている。一応ラストがあってスッキリはしたが、わざわざ観なくても良い作品。