[コメント] 蝶の舌(1999/スペイン)
少年の成長と内戦という落差の大きな結末
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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一貫している視点はモンチョからの視点であろう。兄のサックスの腕が急に上達するはずはないのだが、モンチョから見ればあんな風に感じられるぐらいに兄のサックスは響いたということでしょう。
蝶の舌の渦巻きは黒板に書くと平面的だけども、グレゴリオ先生はきっと弁証法的な螺旋を描きたかったのではなかろうかと、私は勝手に推察しています。
軍部の巻き返しは次の民主主義への産みの苦しみであって決して悲観したものではないと町長やバンド・マスター、飲み屋の主人、グレゴリオ先生達は信じていたに違いない。彼らが一人として俯いてはいなかったことからもそう思える。
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