[コメント] JSA(2000/韓国)
この映画の精神、作り手の熱い思いは、十二分に受け取れたと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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南北の4人の秘密の交流は絵空事かもしれない。それは『ライフ・イズ・ビューティフル』でもそうだった。あり得ない話かもしれない。でも、だからこそ「そうであって欲しい、そう願いたい」という切なくも無力な人類の“思い”を感じる。 仲間とはぐれた主人公が地雷を踏んだ草原の場面がとても美しかった。
ただ、映画としては、?な点が多々ありました。死体の検分場面はおおっと思うが尋問シーンはチャチな気もする。特に美しい女性少佐は浮いている。彼女の描き方は大甘だー。 そしてラスト。ラストは残念です。あれをやっちゃあ折角の主人公のキャラが死んでしまう。彼は我が身を抱きしめて号泣、4人の楽しげな様子、写真、で終わりでいいのでは?
この映画の教訓は、中途半端な「同じ人間同士仲良くやろうよ」では半世紀に渡る分断の歴史は変えられない、でしょうか。もう一つ、中途半端な「中立による裁き」も悲惨な結果に向く場合がある、です。
では一体どうせよと言うのか。それを韓国が自らに問うた映画だと思う。答えは出てない・・・限りなく4に近い3です。03.03.09
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