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[コメント] 殺し KOROSHI(2000/日)

笑い飛ばすのが正しい見方
FRAGILE

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







会社のリストラにあった男がそれを家族に言い出せずにいるうちに殺し屋にスカウトされるという話。それを雪に覆われた北の町を舞台に淡々と描かれている。白一面の世界はとても美しく、また行き場のない閉塞感を感じさせる。

最初は戸惑っていた男は殺し屋という仕事にのめり込み、次々と仕事をこなしていく。残業続きで休日返上までしていた男は団塊の世代と呼ばれるような年代にありがちなワーカーホリックぶりを見せる。多分、この作品はそうした男の姿を笑い飛ばすのが正しい見方なのだろう。自分の身に置き換えて泣くには難しすぎる。

ところで、男の妻を大塚寧々が演じていて高校生の娘がいる設定なのだが、年齢はどうなっているのだろう。特に後妻云々と言った説明もない。ベッドシーンも多分吹き替えなのでそれを目的で観ても期待はずれであることを付け加えておく。

(評価:★3)

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