[コメント] 日本一のホラ吹き男(1964/日)
植木等だけでは無理があった。(05・5・26)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この映画は植木等主演作品なの。「クレージーキャッツ」作品じゃないんやね。メンバーも谷啓と安田伸と桜井センリしか出演しとらんの。
ストーリーはいいけど植木等だけで、最後まで引っ張るのは苦しかったね。谷啓が「増益電機」の研究員というチョイ役では、誠に遺憾に存じますよ。
脇役にええ役者揃えてるの惜しいなぁ。曾我廼家明蝶と山茶花究それに資料係社員の三井弘次。黒澤明の『どん底』で中心的な役回りやった人だなぁ。労働組合の委員長の役だったね。
古沢憲吾は上手いところもあるの。でもミュージカルはあかんね。桜並木の下で植木等が唄いながら踊る「私はウソを申しません」なんて悪いけど「なんで?」いうぐらい下手だね。
この人は音楽に弱かった思うね。悪いけど。ミュージカルのカット割りの法則を守ってない。それが快感だいう人もおるのかも知れんけど、見てて落ち着かんのね。秒数で割ってるから。
中真千子なんてもっと使いようがあったと思うけどね。この時『若大将』シリーズが、同時進行してたから分かるの。飯田蝶子も加山雄三のおばあちゃん役にハッスルしてたからなぁ。どちらかに絞った方が良かったね。
もっと面白いクレイジーキャッツの映画はいくらでもあるよ。これは3点やね。
メモ 1964年6月11日公開 併映作品 『喜劇駅前怪談』 カラー/東宝スコープ
93分/2,532メートル/モノラル
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