[コメント] アギーレ 神の怒り(1972/独)
胸が痛い.
何故こんな映画を撮ったのかと言われれば,やっぱり「ドイツだから」だとしか言いようがないのではないでしょうか.アギーレだろうと誰だろうと,それは一切問題ではなくて.一人で突き進んで,そして失敗したあの男.そう,皆さんとむうぇいつさんのレビューを読まなくてはなりません.こんな映画,間違っても本国スペインには作れないだろうし,作ったとしてもそりゃタダの時代劇….
さて…しかしどうだろうか.アギーレという男は.
娘ならまだ良かろうが,こんな旦那じゃ妻はおそらく容赦なく愛想尽かすしなー.自分も一般人にはとうてい理解されない「エル・ドラド」みたいなものを求めている人間だから,身につまされる思いで見ておりました.少なくとも他人に迷惑だけはかけぬよう,みんなに役立つよう….――でもそれはアギーレも同じように思っていたんだろうな.「そこへたどり着けばすべてうまく行く」ってね.男のロマンは迷惑なモンだな.
―痛い―痛い.
(でも自分の世界大好きスキスキ)
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