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[コメント] ベニスに死す(1971/伊)

オトナになって再見してビックリ!
ボイス母

照明が平坦でまるでテレビドラマのようだ。演技も「おざなり」で通り一遍なものでしかない。 話は?というと、コレが実に持って回ったモノでしかも、ワシの人生にはなんら共通の悩みがないので「ヒトゴト」でしかない。

芸術論のシーンに至っては「ゴタクはモウええわぁー!」と叫んでしまった。

確かに、「ホンモノ」は画面に満ち溢れるが、ソレを映し出す「手」が悪すぎる。 そのため「映画的マジック」もオドロキもついに画面には現れず終いであった。 「価値のあるモノをふんだんに見せる」だけで、かえって画面が貧乏臭くなった気がする。 いくら美は細部に宿るとは言え、その見せ方も工夫しなければただの通り一遍の通俗的なモノに落ちる(気がする・・・ってか、ワシにはそう見える)

実に青臭い&あほくさい映画であった。

もしかして、ビスコンティって大したことナイ監督だったのかしら?歴史上居なくてももしかしたら何ら問題はナカッタ? そんな気がしてきた・・・・

(評価:★3)

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