[コメント] ダイナマイトどんどん(1978/日)
発想や展開の面白さも然ることながら、脇役陣の層の厚さに目を見張る。そしてその多彩な出演者が、各々の役を各々の色で演じている。何だか野球チームみたいだな。
やっぱり「キャラが立っている」というんでしょうか。「にんきょー!」とかしか言わない嵐寛寿郎やセリフのほとんどない田中邦衛、数分しか出番のないケーシー高峰なんかでも、「らしくて」非常に活きています。強いて言うなら、宮下順子だけには「美しさ」も「キップの良さ」も「艶」も感じられなかったんですけど、まぁ「侠の話」なのでそこは止むなし。
これも「ヤクザが野球」という発想に甘えることなく、きちんと煮詰めた結果なんでしょう。結果各々が各々のポジションをしっかりと守った、魅力的なチームに仕上がりました。
ただ難を言うなら、それでも尚2時間20分はちょっと長かったんではないかと。
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