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[コメント] 54 フィフティ・フォー(1998/米)

集団心理とは、なんと恐ろしいものだろう。
mimiうさぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







一番印象的なのは、54のバーテンとなって店の人気者となったシェーンが、セレブレティの集うパーティに出席したシーン。

店(54)に居る時は、スター扱いされていたのに、そこでは成り上がりで教養を持たない「原始人」扱いされるのだ。

そして彼は知る。

自分が[井の中の蛙]であった事を。

そして、そこから出る事が余計に恐くなったのではないだろうか。現実を見詰める事への恐怖から、態度は横柄になり、ドラッグの量を増やす。

人間の汚く、弱い部分を見たと思う。

セットの豪華さばかりが強調されてしまい、心理的な苦悩(ライアン・フリップにも問題ありかぁ??)が描き切れなかったのが残念。

祭りの後

その時人は、日常へ戻る。平凡だが、信頼と安らぎのある日常へ。

(評価:★3)

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