[コメント] アドレナリンドライブ(1999/日)
ここでもお金は、端役ではない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
『秘密の花園』での問題意識が別の角度で活かされていると 思う。詳しくはそちらのレビューを参考のこと。
大金が出てくる点で前作と共通点がある。違うのは前作では 手元にない大金を求めるひとりの主人公の行動が、この作品では大金を 手にしてしまったふたりの主人公の行動が扱われている点。 このあたりモチーフのヴァリエーションとして面白い。
当然、手に入れてしまったのだから、それを守らなければならないし、 ふたりで共通の「未来」に直面しなければならない。 ってわけで、いろいろなエピソードが展開していきます。
で、まあいろいろあって、お金の意味も変わってくるわけよね。 最初に救急車から救い出されずお金だけをとられたやくざだが、 今度は助けてもらえるあたり、なかなかの演出です。
最後ふたりがもつお金は、もはや最初にふたりが手にした金とは別のものなのです。
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